ゆざわ商事のブログです。「トコイテ」はゆざわの方言です。意味は「なんちゃって」。
2013年2月12日の記事
2013年2月12日 [火曜日]
鍋茶屋
昨年末、行き遅れ。。あっいやっ家族思いで婚期を逃していた姉(1号)が、結婚しました。
姉(2号)の時は、東京の明治記念館、僕の時はNASPAニューオータニ、最後はどんな会場で楽しませてくれるのかと家族、親戚一同楽しみにしておりました。(もちろん本人には言えませんが。)
そんな気持ちに応えてか、最後に相応しい新潟古町にある老舗料亭「鍋茶屋」が会場です。
以前までは一見さんお断りの高級料亭であった事から、憧れのあった父、親戚達はうるさい程に盛り上がっています!
江戸末期に建築され、明治41年に全焼するなど二度の大火に巻き込まれるも再建し、平成12年に文化庁の登録有形文化財にも指定された全国的にも珍しい木造三階建ての建物です。
随所に大正硝子などの工芸品が使用され、とっても趣があります。
親族の写真撮影会場の応接室です。
昭和初期にイタリアから技師を連れてきて造ったもの。
材料もイタリア製。
細部に様々な装飾が施されていますが、ドアの装飾は現在では加工出来ない装飾なのだそうです。
披露宴会場は、3階の200畳もある大広間です。
木造建築で200畳もある大広間は全国でもここだけとのこと。
職種は全く違いますが、建物に携わる仕事をしている僕にとっては、このような建造物を見られることはとっても幸せなことです。
元NSTアナウンサーの岡田花菜子さんの司会の元、披露宴がスタートです。
楽しみにしていた料理からご紹介。
※会場の照明の関係と、技術の無さから、写真が上手く取れていない事をご了承下さい。
「真鱈白子すり流し」
臭みの全く無い白子のコクと、入っている野菜の甘さが相まってとっても優しい味です。
御造
活鮃、本鮪、南蛮海老
どれを食べても口の中ですぐに溶けて無くなる程、脂が乗っていますが全くクドさはありません!
御造ってこんなに美味しいものだったのか!!っていう程、美味しい御造でした。
焼物
黒毛和牛のサーロインステーキ
これも、とっても柔らかく、ほとんど噛む必要がありません!
従来オージービーフのような噛み応えのある肉が大好きで、刺しの多い肉は苦手でしたが、これは美味しくて何切れでも頂けます。
肉汁もたっぷりで、「肉汁のナイアガラやぁ」ってのはこういうのを言うんでしょうね!
食べ盛りの娘と甥っ子がすっと寄ってきて、肉をじぃぃぃぃぃっと見ている為、ほとんどは奴らの胃袋に入りましたが(泣)
極めつけは、新潟で最も美味しいケーキ屋と評判の「ルーテシア」のデザート
会場脇の障子が開けられると、ルーテシアのパティシエ達が一つ一つ目の前で作ってくれます!
チョコレートドリンクとイチゴのケーキにかまくら状のバニラアイス。
チョコレートソースとイチゴのソースの2種類がかかっています。
ケーキもソースも甘すぎず、とっても美味しい!!
その他、沢山の料理が提供されましたが、どれを食べても本当に美味しく、これなら宴席で数万円出してもいいな!っという料理でした。
さて、全国屈指の花街として称されてきたここ古町。
古町稽古さんの唄と踊りが花を添えてくれます!
また、余興の一つとして、姉(2号)の義理の母より長唄の「越後獅子」を披露して頂きました。
長唄の魅力を海外にも伝える為、年数回、ブラジルにて精力的に活動されています。
長唄というものは、初めて聞きましたが、父母や親戚は感動のあまり涙を流していました。。
ただ、、僕のような若輩者が理解出来るようになるには、まだまだ時間がかかるようです。。
会場も料理も余興も演出もとっても素晴らしく、数年に1度しか泣かないにも関わらず号泣してしまいました。。
姉!これからもお幸せにね!!
脂肉