物件の確認・調査・査定対象不動産について、売主様から直接お話をうかがいながら、現地や周辺環境の調査、建築法規や権利関係の調査、周辺の売出事例、成約事例などを調査し、価格査定を行います。
マンションや一戸建て、土地など物件の種別によって調べる項目は異なります。
以下に、種別ごとの主な調査項目をまとめました。
用途地域の確認、建築、法令上の制限、公道・私道など道路の種類や幅員、電気・上下水道・ガス等の設備の状況などを確認します。
法務局では、登記簿謄本をもとに、主に所有者、地目、地積、持分、抵当権、近隣所有者などの確認を行います。また、公図や地積測量図などを用いて、隣地との境界、道路との境界等の確認をします。
類似する売出中の物件を調査して、売出価格の参考にします。
例えば、購入希望者が比較する条件の近い売出物件の状況把握、その物件の売出期間など、さまざまな情報を考慮した上で、最適な売出価格の提案を行います。
実際に成約に至った価格を調査し、成約見込み価格を算出します。
物件売却を思い立ってから買主と売買契約を結ぶまでの間に、5つの価格が行き交うことになります。(図表1参照)
1つ目が、売却を思い立った売主が「売りたい」と考えていた「売却希望価格」です。
これに対して売却の相談を受けた弊社では、売主の物件の敷地や建物の状況、周辺環境などを調査する一方で、付近で売買された最新の取引事例などと比較検討して「査定価格」を算出します。
次に物件を売り出す際には、売主の売却希望価格と弊社が算出した査定価格を総合的に判断して、「売出価格」を決めます。
ここまでに3つの価格が行き交ったことになります。
そして、売出後にはこれに買主の希望する「購入希望価格」と、最終的に売主と買主が合意して決める「成約価格」の2つが加わります。
この5つの価格のなかで常にその中心に位置するのが査定価格です。通常、売出価格は売主の意向が反映するので査定価格よりも高く設定されます。
一方買主は売出価格を見て少しでも安く買おうと指し値(購入希望価格)を申し入れます。
そこで、弊社担当が買主に対し「そんなに低い価格では売ってもらえません。」というように、査定価格をベースにアドバイスを行ないます。
また売主に対しても「値段が高く、合意に到りません。」というように査定価格をベースにアドバイスを行い、その結果査定価格に近い水準で成約価格が決まることになります。
弊社では、豊富な売買事例や、(財)不動産近代化センター作成の価格査定マニュアル等を参照し、その物件にあった査定価格を算出します。物件の査定は無料です。査定根拠を確認し、ご納得のうえお申し込み下さい。
実際に売却活動をスタートする売出価格については、不動産会社の提案をもとに、売主様のご希望を反映させ設定します。