契約に定めた内容で物件の引渡しを行います。
残代金の受領と同時に物件(鍵・図面)の引渡しを行い、売買契約は全て完了します。
不動産売却の流れ
STEP 9残代金決済・引渡し

残代金決済の流れ
いよいよ物件の残代金決済・お引渡しです。残代金の授受・鍵の引渡しを行い、当日中に法務局に所有権移転登記等の申請を行うため、決済は平日の午前中に行うのが一般的です。
残金決済・引渡しの流れ
登記関連書類の確認
所有権移転登記の申請に必要な書類を司法書士が確認します。
残代金の受領
買主様から残代金を受領します。
預金小切手で授受するケースもありますが、買主様が住宅ローンを利用する場合や、売却物件に抵当権が付いている場合などは、金融機関に移動して振込みで残代金を授受するケースがほとんどです。
残代金授受の完了と同時に、所有権移転、抵当権の抹消等の登記申請を司法書士に委任します。
ローンが残っている場合
ご売却物件に住宅ローンなどの抵当権がついている場合、残りの債務を一括返済して、抵当権を抹消しなければなりません。
各種負担金の清算
固定資産税や管理費等(マンションの場合)の清算を行ないます。
引渡し前日までは売主様の負担、当日からは買主側の負担として日割りで清算を行うのが一般的です。
諸経費の支払い
不動産会社への仲介手数料、司法書士へ報酬などの支払いを済ませます。
鍵の引渡し
残代金の受領と同時に、物件(鍵)を引渡します。玄関の鍵だけでなく、勝手口、その他の鍵などをすべて渡します。
関連書類の引渡し
マンションの管理規約や分譲時のパンフレット、エアコン、給湯器など付帯する設備については取扱説明書なども買主様にお渡ししましょう。
残代金決済時に用意するもの
- 権利証
- 実印
- 印鑑証明書(発行後3ヶ月以内のもの)
- 固定資産税納税通知書
- 仲介手数料の残金
- 登記費用(抵当権抹消登記・住所変更登記など)
- 物件の鍵
- その他(管理規約、パンフレット等)
ワンポイントアドバイス
忘れずにチェック!
- 権利証の内容を事前に確認してもらいましょう。
- 家財搬出後はお部屋のお掃除をして、買主様に気持ちよく引渡しができるようしておきましょう。
- 買主様に引き渡す、パンフレット、取扱説明書、保証書などを整理しておきましょう。
- 印鑑証明書などは早めに取得しておきましょう。(有効期間3ヶ月)