ゆざわ商事のブログです。「トコイテ」はゆざわの方言です。意味は「なんちゃって」。
2024年11月1日の記事
2024年11月1日 [金曜日]
国道最高地点
気温が急に下がりはじめ、寒がりの私はすでにヒートテックの極暖を着ております。
朝晩の冷え込みが厳しくなるほど、日の光の温かみがありがたい季節になりました。
冬はもう目の前ということで、今シーズンおそらく最後になるであろうツーリングにでかけてきました。
えー、結果から申し上げます。
安定の「白」です。
真っ白な世界で景色どころではございません。
天気予報ではがっつり雨でしたが、「この日を逃せば今シーズンはもう走りにいけない」と思い、強引に出発。
今回の目的地は、「志賀草津高原ルート」。
道中日本の国道最高地点があります。なんとかと煙は高いところが好きなんです。
とはいえ、出発時から雨が降っていると走り出すのには勇気が…
一雨落ち着いたお昼ごろに出発しました。
国道117号で十日町・津南を経由して、野沢温泉を通過、長野県中野市から国道292号線(志賀草津高原ルート)に入り、南下していきます。
片道100キロちょい、お昼に出れば夕方には帰ってこれる計算です。
案の定、野沢温泉の手前で空が泣き出しました。
ローソンで一服しつつ、「このまま進むか、あきらめて引き返すか」を考えます。
が、すでにここまで来ているし、来シーズンまでモヤモヤするのも嫌なので、勇気を出して向かうことに。
(この後地獄を味わうとも知らずに…)
そして冒頭に戻ります。
それはもう「どしゃぶり」でした。寒さと視界の悪さで、運転精度が落ちているのが自分でもわかりました。
写真などを取っている余裕もなかったため、ひたすら「白」の世界を駆けあがります。
この日の気温は最低気温で11度くらいでしたでしょうか。
標高が100m上がるごとに、0.6℃気温が下がるなんていわれてますが、体感気温は5度くらいだった気がします。
とにかく最高地点に行きたい!という気持ちだけで走り続けます。あまりに視界が悪く、一度通り過ぎてしまいましたが、何とか「日本国道最高地点碑」に到着。
標高2,172mですから、ひょっとすると人生で一番高い場所にいるかもしれません。
誠に残念ながら(というよりわかりきっていたことですが)、景色は全く見えませんでした。
あまりに何も見えないので、「ハッ…。」と自分に対するあきれた笑いがこみあげてくるほど。
この高さになると、かなりの強風と雨による視界の悪さ、路面状況の悪さの3コンボで命の危険を感じます。
このまま暗くなったら本気で危険だと思ったので、早々に来た道を引き返しました。
もし次晴れた時に行けたら、このまま草津まで抜けて群馬方面から帰りたいですね。
下りは落ち葉トラップ(マリオカートでいうところの「バナナ」)が危なくて、時速40キロ以下で走り続けていたので、周りの景色を感じる余裕がありました。
標高が高くなるにつれ深まる紅葉がすてきでした。
不思議な事に、紅葉は1,500m地点がピークで、それ以上登っても反対にまったく色づいていないのです。
生えている植物の種類の問題なのでしょうか?
一番ひどかったのは、帰り道。
豪雨と極寒で体がかちこちに固まる中、帰ります。
帰宅時には雨で体重が10キロは増えていたと思います。
でぶちくんとは寒い真冬の雨の中走ったことは何度もありましたが、これほどキツくなかったような…
セパハンって体力使うんだなぁ。
いや~、スカッと晴れた日にもう一度チャレンジしたいものです。
幸い風邪をひくことはございませんでしたが、まもなく三十路。無理はしないようにします。
やとし、